シェア先生の授業リポート

2013/11/22
群馬県 藤岡市立鬼石中学校の巻

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校舎

鬼石中学校の出前授業の相談を受けたのはまだ、夏休み最中だった。そこから3年生担当の落合先生と、群馬県民の日に東証で打ち合わせし、直前まで授業内容をどうするかと相談をした。
通常の出前授業は、私が1時限をもらい私一人で話しながら授業を進めるが、今回は、授業の進行は先生で、生徒のみなさんにワークシートや話し合いをしてもらい発表、私が解説・講評という形をとった。私も初めてのケースなので1時限で終わるか心配だった。

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ワンマン電車のJR八高線

心配だったのは、もう一つある。鬼石中学校までの道のりだ。最寄駅の丹荘駅には、高崎からJR八高線で向かうが、なんと1本前の電車は、1時間20分前、次の電車も1時間後、乗り遅れないか心配だった。八高線に乗り一駅一駅確認をしながら、次だと思い
扉の前に立ったが、扉が開かない。運転手さんが運賃のやり取りも行う2車両のワンマン電車で、一番後ろにいる私は先頭の運転手さんの所まで車内を走った。
東京からの高崎の乗車券を見せ、料金を聞いた。320円とのことお財布には細かいお金がなく、1万円札しかないかも!と焦っていたが、1枚だけ千円札があった。助かったと両替をし、コインを入れようとした時、お金をばらまいてしまい、電車の出発を遅らせてしまった。ちょっと落ち込みながら駅に降り立つと無人駅には、やさしい笑顔の佐藤校長先生が迎えに来てくださっていた。校長先生の笑顔で心が和んだ。

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寒桜が咲いていた。

今日は、群馬県の社会科の先生方が60人ほど授業を見に来られる公開授業だ。生徒は20人、想像するにきっとスーツ姿の大人たちに取り囲まれた中で授業をするのだろう。生徒たちの緊張は100%に違いない。私も本音を言えば朝から緊張していた。だから駅での校長先生の笑顔が「大丈夫だよ。」という後押しのように思えたのだ。

想像どおり、大人に囲まれたが、想像と違っていたのは、全員が教室に入れないことだ。教室は1階だったので、外との扉や窓を開けそこからも見えるようにしていたので、コートを着て見ていらっしゃる先生もいる。生徒たちに真剣なまなざしを注いでいらっしゃる。

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ぐんまちゃん (ゆるキャラ)

落合先生が授業の初めに前回の振り返りを行ったとき、先生の問いかけにすぐに数人が手を挙げて答える。この環境ですぐに手を挙げることができるすごさにまず驚いた。
(分かっていても私は無理だ。)
後半は、「猛暑で株価・利益の上がりそうな会社」「東京オリンピック開催で株価・利益の上がりそうな会社」をグループで話し合い、発表をしてもらったが、ここでも驚いたことがある。もちろん私が気が付つかない会社・業種があったりと内容にも驚いたが、
生徒たちの話し合う能力だ。この短時間にこんなにたくさんの意見が出て、しっかりと発表できる形にしていることに感嘆した。これは一人ひとりが積極的に参加し、まとめる力が備わっていないとできないことだ。授業では、落合先生と生徒たちの信頼関係も垣間見えた

授業の後、先生方がいなくなってから、「じゃーおまけで」と、授業の続きの話をした時は、みんなが笑顔で話を聞いてくれて、質問する声も元気で大きい。
さっきまでとは大違い。「みんな緊張したね。」と言うと口々に「緊張した。」「緊張した」と返ってくる。
でもね。みんな、きっと一番緊張したのは、落合先生だったかもよ。

私も緊張のため、お昼が食べられなくて、おにぎり一個だったからおなかがペコペコなことに気が付いた。群馬名物だるま弁当と焼まんじゅうを買って東京に帰ろう。


追伸:
鬼石中学校の生徒の皆さん、ご準備をされた先生方、指導してくださった群馬県教育委員会の先生方、大変貴重な経験が出来ましたありがとうございます。


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