シェア先生の授業リポート

2005/07/01
宮城県 県立古川高等学校の巻

写真
授業は体育館、女子を含む240人が対象(体育館イメージ写真)

【2011年回想版作成】
今回は、2005年7月に宮城県で小生と同僚の松浦氏が実施した「県立古川高等学校」への出前授業を回想する。同校は、創立以来100年を超える伝統校であり、大崎地区の中心校として優秀な人材を育てる使命を担って、宮城県はもとより、国の内外で活躍する多くの卒業生を送りだしている。創立以来108年の間、「質実剛健」「学問尊重」「自主自立」「文武両道」の精神をもとに男子生徒の教育に当たってきたが、ちょうど出前授業に行った年には、女子生徒の受け入れを開始し、更なる進化を期す画期的な年であった。【この共学化を契機に、最近では3分の1の生徒が現役で国公立大学に合格するほどの飛躍を遂げている。】

さて授業。同校の「総合学習」の時間の「進路講演会」に招かれたのがきっかけである。その春に初めて入学した女子生徒90年を含めた240人を対象に授業する。会場は広い体育館。授業は2コマで、1コマ目は資金調達方法を柱に『株式会社のしくみ』を解説、「ふるさとの未来を元気にする方法には起業もあります」と説いた。「皆さんのうちの誰か!元気な会社を創ってください。いい企業が誕生すれば、事業活動を通じて大崎地区、ひいては宮城県の未来が元気になります。地元経済の担い手になってください。」記憶からはそんな趣旨の授業だったような気がする。2コマ目に関してはちょっと変わった要望が寄せられた。「今後の進路に役立てたいので、社会人、企業人として体験談とともにアドバイスをお願いしたい」とのことだった。松浦氏からは、グローバリゼーションをにらんだ語学修得の効用について自身の体験談を混じえて話した。小生からは『相手の立場を想いやる心(恕)』『継続は力』『視野の広さ』、それぞれついて小生が大切に考えている理由とその意味を伝えた。

特に「恕(じょ)」に関しては「自己の利益を追求するのが企業だが、他者(顧客)のニーズを満たせなければ売上・利益につながらない。つまり、企業も相手の立場に立った創意工夫でモノづくり、サービスの提供に努めている。」と私たちの日常の人間関係と同様「恕(じょ)」が基本にあることを強調した。

後日、先生から「時間の関係で削った『株価変動と私たちの暮らし』が、生徒たちが知りたかった内容だったかもしれません」と、忌憚のないご指摘をいただいた。時間の関係とはいえ、今後の反省点として真摯に受け止めた。また、その一方では「大変ユニークな講義をいただき、また、大変貴重な体験談を話していただきありがとうございました。多くの生徒たちは楽しそうに勉強できたようです。実際、HRの時間に生徒の感想を聞いてみたところ、『大変面白かった』『有意義だった』と言っておりました。」と添えてあった。
このようにうれしい感想もいただき内心ほっとした。

「大崎地区での授業!」、この地域は小生の名前と一緒であったことも手伝ってか、生徒たちの言動や仕草がなぜか親しく感じられた。

最後に出前授業の機会をくださった鈴木校長及び当日の準備などで大変ご尽力いただいた上園先生には心から感謝申し上げます。

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