シェア先生の授業リポート

2010/09/08
岐阜県 県立加茂農林高等学校の巻

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今日は台風接近!「美しく青き木曽川の情景」のはずが

天下統一を目指した戦国の風雲児「織田信長」にはゆかりの城がいくつかある。「岐阜城」はその一つである。この美しい城からは長良川と流域の街並みが一望できる。「岐阜城」からJR高山線に乗り、次の目的地である美濃太田駅に向かう。途中、鵜沼駅付近に来ると車窓からの景色は一変する。緑の木々と岩肌が木曽川を挟むようにせり出している。南岸の丘上を見上げると日本最古の天守閣を誇る国宝「犬山城」がそそり立っている。まさに景観である。城郭の濃い茶色と白壁は木曽川の深き青さと周囲の緑に際だち、実に美しい。
ふとローレライで知られるドイツのライン川流域と古城を連想する。
さて、今回は「岐阜県立美濃加茂農林高等学校」にて「流通科学」「生産科学」の生徒を対象に出前授業を行う。これは、毎年夏休みに東証で受入れている「『産業教育振興中央会』主催の専門高校教員研修会」(小生担当8年目)にて当方の出前授業に触れた折、八束先生から「農林高校ですが来てもらえますか?」と聞かれたのが発端である。

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心のこもった生徒代表謝辞

「もちろんです。喜んでうかがいます。実は、弘前実業高等学校でも授業させていただきました(09年2月)が、対象は確か農業専攻の生徒さんでした。これからは農業・林業分野でビジネス化が求められる時代です。」学校に戻られた八束先生は夏休み中にもかかわらず精力的にご尽力くださりこの出前授業が実現の運びとなった。

授業の日、空を眺めて嘆く。「昨日猛暑で今日台風。あ~ぁ。」日頃の行ないのせいか。授業のはじまりに、外で「ゴォー、ガラガラ、ドッスン!」突然雷鳴が轟いた。雷の中での授業は昨年秋の徳島商業高等学校以来のことだ。「生徒の集中力は大丈夫かな」内心穏やかでなくなる。心配をよそに生徒たちは集中力を切らすどころか実にまじめに真剣に受講してくれた。実直で心根の優しい生徒が多い。

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「美味しい梨と真心」の贈り物(東証、シェア先生人形前)

授業は「ふるさとを元気にできるのは私たちです。『経済や会社の活動にも興味を持とう』」をテーマに経済や株式市場について説明する。次いで未来の農業を担う若者に役立つようにと話を加えた。
先ず世界の農業情勢やわが国の農業政策など大きな動きに関心を持つこと。
次に、生産者自身の創意工夫、商社や地域エージェントなど生産者と消費者を結ぶネットワーク作り、植物工場などの政府支援策についての実態を知ること。そこにはきっと未来につながるヒントがあるはずです。
また、情報収集媒体の活用法に触れ、新聞・雑誌の農業関連の特集記事、「地産地消・地元力・特産品」をテーマとしたTVの特集番組、農水省や経済産業省の支援策やその活用事例(「農商工連携88選」から岐阜の具体例)などを紹介した。生徒は情報収集力の大切さを感じたようだった。

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木曽川の南岸にそそり立つ国宝「犬山城」

翌日、出社すると机の上に宅急便が届いていた。箱には生徒たちが丹精を込めて栽培した『美味しい梨』と『温かい真心』が詰まっていた。早速、皆でシェアした。

大野校長先生はじめ小川先生、栃木先生、八束先生。心から感謝しております。

<シェア先生(大)>

<岐阜県県立加茂農林高等学校のHPはこちら

 

 

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