シェア先生の授業リポート

2006/10/13
群馬県 県立高崎高等学校 の巻

写真
後日いただいた『ヒューマンサイエンスの活動報告書』

【2010年回想版作成】
生来、のんきな小生だが出前授業を前にすると体調管理には結構気を使う。休日に楽しむゴルフや野球にテニス、そして好きなお酒さえも控える。『無事これ名馬』とあるように、なにをするにも健康はこの上なく大切なのである。
ところが、県立高崎高等学校(以降『高高』と呼ぶ。)への出前授業の数日前になって突如腹部に激痛が走った。ガラスでキリキリと抉られるよう。熱もある。「ウイルス性腸炎、腹膜炎も併発。」との診断。「さあ大変!」その日から授業当日まで点滴の連続。幸い何とか間に合った。
話しは変わる。群馬県の学校の生徒からはほとんど例外なく旺盛な知識欲と探究心が伝わってくる。なかでも『高高』はトップクラスだ。
この『高高』は私たちの活動と縁がある。小生だけでも2004年を皮切りに、05年、07年、08年と東証にて授業機会を得ている。生徒からは事前に多くの質問が寄せられ回答作りに毎回苦労する。それほど熱心な生徒の集まりなのである。

写真
『活動報告書』に登場する分野別の講師を見てびっくり仰天!

さて今回は学校に赴く出前授業(06年10月)である。小生の受持ちは同校が3年計画で進める特設科目『ヒューマンサイエンス』の「分野別講座」の一コマである。1年生が対象だったが将来の職業選択に少しでも役立てばと願った。
後日『活動報告書』が届いた。抜粋して紹介させていただく。「将来、社会に出るとき、たとえ経済に関る仕事に就かないとしても個人として経済と関らないことはないはずである。僕たちは経済の中で生きており、経済について知ることが不可欠である。そうした意味で講義は大変有意義だった。」「講義はパワーポイントを用い、『経済』『株式』についてわかりやすく詳しく説明された。株価変動要因も事例紹介により解説されたので理解しやすかった。経済学部、商学部を目指す人、株に興味のある人にはとても有意義な講義であった。」「講義中に、ロールプレーイング、○×クイズなど生徒をひきつけるような様々な工夫があり、自然と耳に入った。」などのうれしいコメントがあった。

写真
報告書には中曽根先生が後輩に贈った色紙が

さて『活動報告書』に登場する分野別の講師を見てびっくり仰天した。小生の翌月の講師が中曽根元内閣総理大臣だったのである。このような天下人が講師をされるプログラムに小生が参加させていただいたことに心底恐縮するとともに光栄に感じた。(小生には過分な役目に正直ぞっとした。) 
この報告書には中曽根先生が後輩に贈った色紙が掲載されている。『限りある命ゆえ 命の限り 人間と自然と わが祖国を愛す』とあった。生徒から「高高OBの中でも極めて偉大な業績を残された中曽根先生の話を聞け、とてもよい経験になった。やはり総理大臣を経験された方の言葉には幾多の風説に耐える大樹のごとき威厳があり、聴衆に多くの感動を与えてくれた。その感動の対象は、やはり『愛国心』というものが中心になるだろう。国を愛し、地域を愛することから日本という国が作られていく。次世代の日本を担う我々高高生は氏の言葉を深く胸に刻んでおくべきであろう。」との感想が寄せられていた。このような偉大な先輩を持つ『高高』の生徒は「幸せ者」であると感じた。

当日、群馬県高等学校長協会長を務める栗原校長からは「この特設科目はスーパー文系としての『ヒューマンサイエンス』であり、最近の『スーパーサイエンス(理数)』系教育内容の特色化の流れを踏まえ、文系についても魅力化、重点化を図るものである。」との説明があった。
この取り組みにむけた校長の情熱と想いは今でも強烈な印象として残っている。

<シェア先生(大)>

<群馬県県立高崎高等学校 のHPはこちら

 

 

コメントを書く

このページのトップへ