シェア先生の授業リポート

2006/02/02
長野県 東御市立東部中学校の巻

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叙情豊かな『千曲川』背景に『北アルプス』(撮影10年初夏)

【2010年回想版作成】
豊かな自然に恵まれた日本。地域ごとにその美しさや特色を味わえる。なかでも長野(『信州』『しなの』)は魅力的なスポットが多い。その一つが授業で訪れた東御市一帯である。県の東部に位置するこの地域は浅間山連山を背に眼下には上田市、小諸市が開けており叙情豊かな千曲川はそこを縫うように流れている。少し登れば遥か遠くに北アルプス、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連邦が望め、山と平地と川が織り成す壮大な風景に圧倒されることになる。また、東御市から鹿沢温泉にいたる『湯道』では、1町(109m)おきに百体を数える石造りの観音像(湯治人の安全祈願)が優しく迎えてくれる。

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懐かしの校舎、あの時は雪が積もっていた(再訪10年初夏)

今から4年半も前の話。東御市立東部中学校での授業。前夜降り続いた雪もやみ晴天になった。学校に着くや教室を目指して校庭へ回る。雪が積もっていて歩きにくい。窓越しにTVカメラが見えた。すでに長野朝日放送,信濃放送、上田ケーブルTV、東信ジャーナルなど取材陣が来ている。当日は「社会人になって役立つ『経済』を学ぶ」を切り口に、3年1組の生徒約40人を対象に授業した。テーマは「経済」「株式の仕組」などだが、ライブドア問題が連日のように報道されていたこともあり生徒の関心はとても高かった。
後日先生から心温まるメールが届いた。「今日の生活記録には、9割の生徒が授業のことを書いてきました。『楽しかった。将来に役立つ内容だった。株に関心をもつことができた。』など興奮冷めやらずの状態です。夕方のニュースでは立て続けに授業の様子が流れました。中でも朝日系列は、ライブドアと絡めて3分30秒あり、中学校の取り組みは通常1分程度ですので異例の扱いでした。

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浅間山麓から眼下に上田盆地を望む(撮影10年初夏)

聞く側のレベルに合わせ、楽しいクイズで生徒を飽きさせず、本当に素晴らしい授業でした。教科書の内容を単になぞるものでなく、今のまさに起きている現象を引用されたので生徒たちは生きた知識として学ぶことができました。お話しの中にあった『人の信用は、簡単に崩れるもの。人から信頼される人になって欲しい。』は、日頃から教師側から何度も言っていることですが、生徒の胸に突き刺さる言葉だったようです。このような言葉の一つ一つを外部の方から聞くことで、生徒は成長していくのではないかと思っています。」
以上、抜粋して紹介させていただいた。

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湯治人の安全を願う石造観音像(撮影10年初夏)

授業の後、机と椅子が一斉に片付けられ生徒たちが真ん中のオルガンを囲む。生徒代表の謝辞の後、オルガンの伴奏で校歌が斉唱された。感謝の気持ちが込められている。歌声はその清らかさにふさわしく雪をいただく浅間連山にこだまして澄み切った空に吸い込まれて行った。同時にその声は私の心の奥深く染み渡った。今でもよく思い出す。『あの時のあの感動!』

岡部先生と生徒たちの心尽くしのおもてなしには心から感謝しています。
最後に、先生の名詞の裏にあった『教師が変わって、生徒が変わる』『思いは叶う。夢・実現』
『仕事と思うな、人生と思え』は自分自身の励みの言葉になっている。

【最近、無性にあの時が懐かしくなり学校とその周辺を訪れた。季節は異なるが思い出と再開できた。(再訪2010.05.16)】



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