シェア先生の授業リポート

2005/11/22
栃木県 日光市立日光中学校の巻

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紅葉のなかの「日光東照宮」

【2010年回想版作成】
<栃木県は東京に近いのに意外にも出前授業の機会に恵まれないでいた。そんな折、佐々木先生からお呼びがかかった。当日、あらかじめ余裕を持って出かけたので東武線日光駅には授業時刻よりも相当早めに着いた。このような時は駅のベンチで時間を過ごすことが多い。だが、その日はあまりにも寒かったので日光東照宮まで歩いてみることにした。

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温かい気持ちが伝わった「歓迎メッセージ」

東照宮はご存知のように徳川初代将軍『家康公』が祭神として祭られている。国宝の『陽明門』はまさに絢爛豪華で先ず目を引くが、次いで神厩舎にある「見ざる、言わざる、聞かざる」の『三猿』や奥舎入り口坂下門回廊にある『眠り猫』、そしてその裏の『雀』の彫刻も多くの参観者から親しまれている。とりわけ『眠り猫』と『雀』の彫刻は江戸時代に活躍した伝統的な彫刻師、左甚五郎の作品で、由来は平和を象徴しているそうだが薄暗い場所で見るとあたかも本物のように見える。
平日だったこともあり東照宮は参拝者が少なく寂しかったが、かえって、静かなたたずまいのなか彩やかに色づく紅葉を十二分に堪能できた。

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外は寒いけど中は暖かな「校舎」

日光市立日光中学校の玄関にはチョークで書かれた素朴で心温まる歓迎メッセージ「大崎様、遠方より本校のために来校していただきありがとうございます。」
が用意されていた。珍しくストーブを囲んでの授業だ。外は寒いけれど教室の中はジャージ姿の生徒たちの熱気で充分温まっていた。生徒は2時限目まで集中力を持ち続けたばかりか授業後も多くの質問をしてきた。熱心さと関心の高さに正直驚いた。素朴で協力的な生徒の明るい表情が今でも鮮烈な思い出となって残っている。

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本物かと目を疑う!左甚五郎の作品『眠り猫』

この授業の実現に際してご尽力いただいた和田校長及び佐々木先生には心から感謝申し上げます。

【後日談:更に佐々木先生には、翌年(2006.11.17)異動先の「日光市立東原中学校」においても出前授業で呼んでいただきました。本当にありがとうございました。】

<シェア先生(大)>

 

 

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