シェア先生の授業リポート

2010/01/14
福島県 日本大学東北高等学校の巻

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疎水事業含め安積開拓の歴史を語る『郡山市開成館』

良質で安全な水をしかも安く入手できる日常生活だが、これが外国となると事情は大いに変わる。結構神経を使う。そんな時、わが国の豊かな水の恵みをありがたく感じる。世界に誇れる『水の技術』は地球上で困っている多くの人々を救うばかりか途上国の産業の発展に大いに貢献する。水は日本の未来産業となろう。
話は江戸時代へ。ここは奥羽街道沿いの一宿場町、現在の福島県の郡山である。郡山は福島県の中央に位置することから交通の要所として人々の往来が活発だった。ただ、雨量が少なく水源の乏しいこの地域での難問は豊かな水の確保だった。これを解決すべく壮大な計画が着手された。阿賀野川から日本海に注ぐ猪苗代湖の水を奥羽山脈に水道トンネルを掘って東側の郡山盆地まで導水するという大工事だ。この計画『安積疎水事業』により農業用水、飲料水、さらに工業用水がこの地に供給されることになった。近年、これを原動力に郡山地域は経済が栄え東北の中核産業都市へと発展する。

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水に加え、風も活用!『日大キャンパスには風力発電が』

今回はこの郡山市にある日本大学東北高等学校にて出前授業である。
今春の大学進学など進路に合わせた『専門知識を学ぶ特別授業』は1月13日から月末までの午後(複数コースの提供)に10日間開催される。小生の出番は2日目。参加は文系中心に理系の生徒が加わり総勢220人になった。大勢だったが大学生活を控えていることもあってかノートを熱心にとる真剣な生徒が多かった。自然こちらも熱が入った。後日、嬉しい感想文が多数寄せられた。一つだけ紹介してみる。「シェア先生の講義を聞いて、一番感じたのは『面白い!楽しかった!』という気持ちでした。内容が興味深かったのは勿論ですが、先生の人間性とかプレゼンの上手さも加わってとても充実した時間を過ごすことができました。(参加型な感じもよかった)」とあった。この感想を素直にありがたく受け取らせていただいた。なんだか気持ちが通じたような気がしてとても嬉しかった。


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未来への助走! 『専門知識を学ぶ特別授業』

さて、余談。この日は小生の『記念すべき日』なのである。帰り際に降り出した雪はあたかもこの日を祝福しているかのようだった。H15年秋に出前授業を始めてから6年余り、この福島県をもって待望の『全国47都道府県での授業』が達成できた。まさかこの夢がかなうとは思えなかった。これも学校(先生方、生徒たち)、教育委員会、報道機関、東証関係者など多くの方々からいただいたご理解・ご支援のおかげである。また、持ち前の『熱き気持』に加え『健康と幸運』に恵まれたことも大いに幸いした。
以前、出前授業で佐賀県を訪れた時に買った手ぬぐいに「コツコツやってもナ と思う前に コツコツやれ! コツコツの先に成功があると思うよ!」「人は死ぬまで 夢を持て!」と書いてあった。これは『佐賀のガバイばぁちゃん』の言葉だが、これを胸に日本中を一歩一歩地道に歩んできた。そして『福島県に!』。ついに『全国の子供たちとの出会いの夢』が現実のものとなったのである。夢の実現に感謝と喜びの気持ちで一杯になる。

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雪が祝福!『全国での出前授業の夢達成』

当日は、松本校長先生はじめ野口教頭、久能、小林、花里、豊田、秋葉各先生方のご配慮のおかげでスムースな授業となりました。ここに心から感謝いたします。
また、記事掲載いただいた福島民放新聞社及び福島民友新聞社に対して、ありがたく御礼申し上げます。

<シェア先生(大)>

<福島県日本大学東北高等学校のHPはこちら

 

 

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