シェア先生の授業リポート

2009/03/16
鹿児島県 県立鹿児島西高等学校Ⅱの巻

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桜島の山頂にあるのは「噴煙か、蒸気か」(仙厳園から)

数日前、テレビで鹿児島県桜島の噴火に関する気象庁の警報が報道されていた。「桜島の火口ばかりでなく居住地域近くまでの範囲で警戒が必要。弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒が必要。風下側では降灰及び噴石に、また降雨時には土石流に注意が必要。」といった内容だった。
果たして、今回の出前授業、鹿児島へ行けるだろうか。不安が頭をよぎる。

話は2月にさかのぼる。現在、県立大分商業高等学校に赴任されている本田先生から電話があった。「シェア先生!一昨年秋にお願いした前任校の県立鹿児島西高等学校でまた出前授業していただきたいのですが。」との依頼だった。一つ返事で快諾しての鹿児島訪問。到着した日は桜島の噴火は幸いにも収まっており穏やかな日和だった。


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若き薩摩の群像「留学生スチューデント」(鹿児島中央駅前)

わずかな時間を見つけて市内の『維新ふるさと館』に立ち寄る。薩摩の歴史を探訪するにはお勧めの立派なミュージアムだ。目玉は『維新体感ホール』。ここでは幕末から維新にかけての歴史の流れを、音や光、西郷隆盛や大久保利通など維新を支えた人達の人形ロボット、迫力ある映像など最新の演出技法を用いて解説している。
感銘を受けたのは『薩摩スチューデント、西へ』のコーナー。鎖国時代にもかかわらず、薩摩藩がいち早く海外に目を向け英国へ留学生を派遣した様子をダイナミックに再現している。そこには「国づくり、ふるさとづくり」にむけた薩摩の強い気持ちが込められている。英国への辛く苦難に満ちた船旅の途中、留学生一行はスエズ運河の建設工事現場を目の当たりにする。その規模の大きさに驚くとともに資金はどのように調達するのかと疑問に思う。場面では、外国人の声で「SHARE!」とあった。つまり「株式発行による資金調達」である。
シェア先生を命名し授業支援を全国で実践する自分としては、この場面で当然のごとく発せられた「SHARE!」の響きに、思わずうれしくなり酔いしれた。

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陽光に映える校舎

授業は、前回の同校の授業レポート(2007/11/08)で触れたが、今回も商業科1年生全員約160人が対象である。ほとんどが女生徒で、しかもマナーのいい生徒が多く授業もスムースに運んだ。終りに生徒の代表挨拶をいただいたがとても心のこもったうれしい内容だった。

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大勢の生徒さん、しかもマナー良く、整然と受講

追って、ふと鹿児島郷土の偉人、西郷隆盛の話を思い出す。確か「徳は結果として財をもたらす本である。徳が多ければ、財はそれにしたがって生じる。財は国土をうるおし、国民に安らぎを与えることにより生じるものである。」(『左伝』から抜粋)と述べていたようだった。今回の出張で、西郷さんから「心を磨き徳を備えることの大切さ(公の精神、利他の心)」を改めて教わった。

出前授業では、その準備・運営に大西先生から大変ご尽力をいただきました。心から感謝申し上げます。

<シェア先生(大)>

<鹿児島県県立鹿児島西高等学校ⅡのHPはこちら

 

 

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