シェア先生の授業リポート

2009/03/13
沖縄県 県立南部商業高等学校の巻

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沖縄ならではのエキゾチックな建物

沖縄県はいくつかの表情を持っている。その一つに長い歴史において海洋国家としての役割を果たしてきた顔がある。中国をはじめ東南アジア諸国との交易・外交・文化交流などを通じて培われた国際色豊かでエキゾチックな都会の表情である。他方沖縄には、太陽、海、海風といった豊かな自然風土の中で育まれてきた島独特の顔がある。人々の暮らしはどこかスローテンポだが、とてものどかでおおらかに映る。海風を浴び、眩しくざわめく緑の中、島に生きる人々の表情はどこか明るくて幸せそう。

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昔の生活を偲ばせる民家、高倉(県立博物館屋外展示)

昨日の那覇商業高等学校からは沖縄の歴史や伝統に都会的な雰囲気を感じたのに対して、今日の南部商業高等学校からはむしろ沖縄の自然さが心に残る。
前日、打合せのために学校を訪れたとき校庭では野球部の生徒が県立糸満高等学校と練習試合を行っていた。グランドでは大きな歓声のなか打球が外野を転々としていた。ダイヤモンド狭しと駆け抜ける打者。速い!あっという間にホームランだ。野球好きな自分はしばしこの光景に見ほれる。野球少年たちが自然の中ではつらつとプレーする。ふと自分の少年時代を思いだす。

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「凡事徹底」心に残る垂れ幕の文字(南部商校舎)

授業当日、やや早く着いたので中庭のベンチに腰掛け新聞記事をチェックする。いいニュースはオレンジ色で、悪いニュースはブルーの蛍光ペンで網掛けする。授業で教材として使うのである。突然、職員室から大きな笑い声と拍手が聞こえる。「なんだろう。とても楽しそう。」
授業前に 與那覇教頭先生が山入端校長先生との面談をセットしてくださった。高等学校で女性校長先生にお目にかかるのは初めてではないが珍しいことである。早速、校長先生に「職員室ではだいぶ盛り上がっていたようですが。」とうかがう。「今日は、ホワイトデー。若手男性教諭から、お礼のユーモラスな挨拶があったのです。」との説明で合点する。このあと、出前授業について「生徒をなかなか沖縄の外に連れて行けないので、外部講師を招いては視野を広くさせたいと考え、多くの機会を設けるようにしている。」などなど。校長先生、教頭先生との話は弾み有意義なひと時となった。

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舞台には「シェア先生と楽しく学ぼう『金融経済講座』」看板が

授業は、当初のOA経理科の生徒を予定していたが、2年生全員へと対象が拡がった。体育館での授業は多くの生徒の協力を得てあっという間に終えた。
休憩時間に女子生徒たちから「沖縄で会社を創りたいが、どんな会社がいいですか。」
「将来、英語を使う仕事に就きたいのですが、どうすれば英語力が上達しますか。」など親しげに笑顔で質問されたり、代表女子生徒から授業内容をきちっと捉えた立派な謝辞を頂いたことなどが特に印象深かった。
このたびの出前授業の実現にご尽力いただいた山入端校長先生はじめ與那覇教頭先生、そして前日・当日と準備・運営に大変お世話になった寶先生、宮城先生には心から感謝申し上げます。
さて、與那覇教頭先生とこのたび大変お世話になった沖縄県立総合教育センターの松村研究主事がこのセンターにて前任・後任の間柄と聞き、改めて人のつながりのありがたさを痛感した。

<シェア先生(大)>

<沖縄県県立南部商業高等学校のHPはこちら

 

 

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