シェア先生の授業リポート

2009/02/13
福井県 県立三国高等学校の巻

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「粗末にするな。親からもらったその命」東尋坊にて

2月中旬は、寒さが最も厳しい時期である。しかも北陸への出張。あたり一面はきっと雪景色に違いない。と、思っていたが、予想は見事に外れた。小松空港から周囲を見渡すと雪は見当たらない。遥か遠くにそびえる白山連峰あたりにようやく雪が現れる。
暖冬というより、もともと雪があまり積もらない土地柄なのかもしれない。
JRで小松駅から芦原温泉駅へ、そこでバスに乗り継ぎ学校のある三国駅に向かう。途中、推理小説やテレビのサスペンスドラマによく登場する東尋坊に着いた。急遽、下車してみる。

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夕陽の美しい三国海岸

冬の北陸。日本海に臨む断崖絶壁。夕陽が美しい景勝地ではあるがどこか荒涼としていて心が凍る。自殺者が多いとの先入観があるせいかもしれない。岩場への入り口に古びた白い木柱が立っている。「粗末にするな 親からもらったその命」「ちょっと待て 思いなおせと 母の声」と書かれてある。先日の長崎の原爆落下地点と今回の東尋坊の岸壁。長崎では生きたいと望む多くの命が絶たれ、東尋坊では辛くて苦しい事情があってか自ら命を絶つ。人間って寂しい生き物。何だか哀しい気持ちになる。
「天から授かった尊い命。粗末にするときっと誰かが悲しむ。生かされていることに感謝しつつ生きなければ。誰でもいずれは死ぬのだから。」との声が聞こえてくる。


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授業を終えて「生徒代表謝辞」

今回は福井県立三国高等学校への出前授業だ。きっかけは、東証の教師むけセミナーに参加された境先生から「シェア先生教材をいただいたが、この教材を使用した授業を実演して欲しい。」との依頼であった。対象は家政科の1年生約40人で全員女子生徒である。なぜか緊張気味になる。
裏門から入るとテニスコートの脇に野球部のバスがあった。バスの横面には大きなご飯と梅干の写真。「ようこそ福井県へ 健康長寿の福井 福井梅・コシヒカリ」と添えてある。思わずにんまりしてしまう。ふるさとの強烈なアピールなのだ。

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野球部用バス「ようこそ福井県へ 健康長寿 福井梅・コシヒカリ」

さて、授業ではロールプレイング教材などを駆使して株式会社のしくみを説明。生徒たちの協力を得て無事終えた。この生徒たちはやがて社会に巣立つわけだが、地元越前鉄道のアテンダントさんのように「乗客の気持ちを豊かにする心づくしのおもてなし」ができる『日本一サービス精神旺盛な越前レディ』になるにちがいない。私もあやかって「心づくしの授業」に努めたいと、気持ちを新たにする。

このたびの出前授業の実現と当日の準備に大変ご尽力いただいた境先生には心から感謝申し上げます。

<シェア先生(大)>

<福井県県立三国高等学校のHPはこちら

 

 

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