シェア先生の授業リポート

2007/12/12
富山県 県立富山南高等学校の巻

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「富山県立富山南高等学校の校舎」

夕刻、北陸線で敦賀から富山へ。寒々とした灰色の日本海だが、時折、青く変化する。立山連峰は雪をいただいて既に冬景色だ。途中駅、福井駅では「ボウー、ボウー」と哀愁ある汽笛の音が。蒸気機関車を懐かしく思い出す。金沢駅では古都を偲ぶ情緒豊かな琴の音が。自然、旅情が湧いてくる。いたるところに旅人への配慮が。この思いやりと工夫が旅を楽しくさせ、人を喜ばせるのだ。

浅谷校長先生から富山県は、小生の大好きな米国オレゴン州と姉妹州県関係を結んでいるとの話を聞き、親しみが急に湧いてくる。懇談では校長先生から「グローバル企業のトップは、しっかりした考えや信念を持ち、常に己に厳しくたゆまぬ努力を重ねている。それに気づいて欲しいので、生徒むけスピーチには『CEO(最高業務執行者)から高校生への96通の手紙』など実業界で活躍している人の言葉を紹介するようにしている。」とあった。生徒さんは未来へつながる言葉に勇気づけられているに違いない。
多くのCEOの言葉に、ビジョン、夢、情熱、決断力、共感力、信頼、好奇心、行動力、誠実など「成功」の条件とも言うべきキーワードが繰り返し登場する。これらの言葉の中から、私自身は「人をあなたの最優先事項にしなさい」「自分のしていることを心から愛する、楽しむ」といったフレーズに共感、また、年相応の「品格・高潔さ」を少しでも身につけることができればと思った。

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越中八尾「道百選」
白壁や格子戸の家並に坂道石畳

授業は、為替の見通しなど熱心な質問への回答に苦労したものの、聡明で温かい生徒さんたちに囲まれて瞬く間に楽しいひと時が過ぎた。
なお、今回の授業は10月に学校行事の進路探訪で東証に生徒を連れてこられた仲井先生に無理なお願いをして実現できたのだが、ここに改めて深く感謝する次第である。


さて、移動のわずかな時間を割いてJR高山線に乗る。かっては蚕都といわれた越中八尾駅に着く。そこは「おわら風の盆」の最寄駅だ。9月の初旬、白壁や格子戸の家が連なる坂道の路地に灯りがともると、三味線、胡弓、太鼓の音とともに唄声がどこからともなく聞こえてくるという。踊りの群が幾えにもなって「街流し」が一晩中繰り広げられる。夜じゅう、哀調を帯びた色音で満たされる。ゆったりとした世界ゆえ、なぜか惹かれる。いつの日か味わってみたい。

<シェア先生(大)>

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